西武鉄道 「赤電」とは 車両の呼び名

351系 451系 551系 571系 701系 801系 クハ1651形 所沢 萩山

写真をタップすると1800×1200pxサイズでご覧いただけます。

「赤電」って?

池袋線朝の急行運用につく451系475F+551系553Fの10両編成。 所沢 1982.12.28


西武鉄道の公式ホームページに次のようにあります。

「西武鉄道で昔活躍していた701系のデビュー当時の色である「レッド×ベージュ色」の赤電色(通称:赤電)の復活塗装」
(「101系」の項、リバイバル塗装車の説明より引用)

このように冷房改造前の701系の塗装は「赤電色(通称:赤電)」と呼ばれています。
ということは、それらと同じ塗色だった451系などの吊り掛け車も「赤電」と呼べそうです。
それで、このブログではこの通称を用いています。

「赤電」って昔呼んでいた?

赤電が赤い電車を指すのは自明と思われるかもしれません。
こんなことを記すのは、82~85年に「赤電」という語を私は使っていなかったからです。
後になって初めて聞いた気がします。
もしかすると現業の方々の間では通用していたのかもしれないので断定はできませんが。

なお当時の私の呼び方は以下の通りでした。

701系
 非冷房車→「701」
 冷房改造車→「冷改701」

801系
 非冷房車→「801」
 冷房改造車→「冷改801」

351系、451系,551系、571系、クハ1651形など
 「旧型」「吊り掛け車」

701系と801系は82~83年まで登場当時の姿の車両と改造車が混在していました。
そのため赤色は単に「701」や「801」、黄色は「冷改」と呼んでいました。
この2形式全車の改造が終わったのは83年初めと思いますが、その後は「701」や「801」と呼んでいました。

451系等は「旧型」「吊り掛け車」と呼んでいました。
主電動機を積まないクハやサハも気にせずそう呼んでいました。

リベット、車端部の屋根形状の違い、飛び出した貫通路…351系は旧型の中でもひときわ趣味者の目を引く車両でした。 351系 萩山 1983.5.29

車両の呼び方は様々!

赤電ではありませんが101系を例に挙げます。

101系の1969年登場時の愛称は「ASカー(All round Service Car)」です。
実際にそう呼ばれているのを聞いたことはありませんが、先輩方は呼んでおられたのでしょうかね。
「お、ASカーが来たぞ」って、いい感じです。

車両基地の一般公開の際、現業の方が101系を「ヒャク」と呼ばれるのを聞いたことがあります。
「ヒャク」、短くていいですね。

225F以前の車を指す「101系低運転台車」という表記は、引退前にネットでよく見ました。
昔はそういう呼び分けは一般的ではなかったと思いますが、分かりやすいです。

101系のうち、現存するのはワンマン運転対応改造された新101系のみですが、先述の通り公式ホームページで「101系」と紹介されています。
225F以前の車両が無いのでもはや「新」をつける必要はないということでしょうか。

101系は「3ドア車」とも呼ばれています。
今や西武で3ドア車といえば新101系だけとなりました。

お若い鉄道アイドルの方が「101系 レトロ」と書いておられるのを見た時には思わず「レトロ??レトロ??」と繰り返してしまいました。
101系は私の中では新型高性能車のままなので…。

呼ぶ人に便利で、聞く人に通じる言葉でさまざまに呼ばれるのが鉄道車両の特徴なのかもしれません。

現代の赤電。この新101系247Fを皮切りにその後259F、253Fの計3編成の新101系が赤電仕様で活躍中です。 南入曽車両基地の外から 2017.12.15




----------------------

ご覧くださりありがとうございました!

にほんブログ村 鉄道ブログ 西武線に戻る
にほんブログ村 西武線へ戻る

鉄道コム 西武鉄道に戻る
鉄道コム 西武鉄道へ戻る

ページビューの合計

このブログを検索 例「457F」

ブログ アーカイブ

QooQ