新鋭3000系の試運転 小手指~飯能
1977年に4ドア車の2000系が製造されたのちも、西武では新101系、301系と20m3ドア車の増備が続き、1983年12月には3ドア車の新形式3000系3編成が池袋線で運用を開始しました。
新101系と301系が101系グループとして相互の連結を前提として登場したのに対して、3000系は他形式との連結は考慮されていないものの、ドアは101系グループに揃えて3箇所という車でした。
1988年の新2000系以降、西武の通勤型新造車両はすべて4ドア車となります。20m3ドア車の最後の形式となった3000系は、旅客輸送方針転換期の形式なのかもしれません。
83年の11月、デビュー前の新鋭3000系3003Fを見かけました。
飯能から上り2番ホームに到着したところでした。
池袋方先頭車クハ3004の台車。3000系クハ3001~3006の台車は当初モーター無しのFS372Aでした。 小手指 1983.11 |
4番ホームの5000系と並びました。
試運転中の西武3000系と5000系レッドアロー。 小手指 1983.11 |
側面方向幕と黒い枠。コーキングと思われます。
西武3000系の試運転幕。 小手指 1983.11 |
試運転中の西武3000系と101系。 小手指 1983.11 |
83年11月末の時点で、東急車輛製の3001F~3005Fの8両×3編成を確認しました。
昭和58(1983)年新製の西武3000系3003F。 小手指 1983.11 |
仏子へ。
飯能から折り返してくる上り試運転を狙いましたが影落ち…
試運転中の3003F。 仏子 1983.11 |
3003Fはお客さんが乗っているときのように一旦停車しました。
3000系モハ3204。 仏子 1983.11 |
仏子を発車する試運転中の3003F。 仏子 1983.11 |
3003Fは2013年10月6日の「西武トレインフェスティバル 2013 in 横瀬」会場への臨時列車として横瀬に向かい、その後同地にて解体・搬出されました。
3000系は3001F~3017Fの9編成すべてが2014年12月末までに廃車されました。
今でも見られる3000系は、3両化されて横瀬車両基地で保存中の3011編成です。
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