昭和時代の西武鉄道 競輪開催日の臨時列車 701系と401系 1982.10.29-11.2

401系 701系 上石神井 東村山

写真をタップすると1800×1200pxサイズでご覧いただけます。

 西武園競輪開催日の臨時電車

701系を使用した臨時快速急行西武園行き 上石神井 1982.10.29-11.2
701系を使用した臨時快速急行西武園行き。上石神井駅のホームの幕式列車案内は「快速」と表示。 上石神井 1982.10.29-11.2
昭和57年、西武園競輪開催日は西武新宿~西武園間に臨時快速が運転されました。
途中停車駅は高田馬場、鷺ノ宮、上石神井、田無、小平、東村山でした。
西武鉄道時刻表第4号によると、下りは1日あたり20分間隔で16本運行されていました。
臨時快急の西武新宿の発車時刻は次の通りです。(時刻表第4号より)
2601レ 09:50
2603レ 10:10
2605レ 10:31
2607レ 10:51
2609レ 11:11
2611レ 11:31
2613レ 11:51
2615レ 12:11
2617レ 12:31
2619レ 12:51
2621レ 13:11
2623レ 13:31
2625レ 13:51
2627レ 14:11
2629レ 14:31
2631レ 14:51

本線の快急に加えて、競輪時のみ見られる列車がありました。
401系+701系による西武園発東村山行き 東村山 1982.10.29-11.2
401系+701系による西武園発東村山行き 東村山 1982.10.29-11.2
快速急行で西武園に到着した列車の大半は普通東村山行きとなります。
普段西武園線は東村山4番ホームを使って東村山と西武園の間を行ったり来たりの往復運転でしたが、競輪開催日には上り2番ホームに入って、その後回送となって上り方向へ向かう列車が見られました。
写真は、東村山到着後に運転士氏が行先幕を回し始めたところです。
編成は次の通りです。
西武園←763F+435F→東村山

競輪開催日の国分寺発臨時西武園行き。 東村山 1982.10.29-11.2
競輪開催日の国分寺発臨時西武園行き。 東村山 1982.10.29-11.2
西武園競輪開催日には、国分寺線の一部列車が西武園まで直通運転されました。
写真は、国分寺線5番ホームに西武園行直通列車が到着したところです。
この頃国分寺線は4両編成、日中は20分間隔でした。
臨時直通電車の国分寺発車時刻は次の通りです。(時刻表第4号より)
1259レ 12:07
1261レ 12:27
1263レ 12:47
1265レ 13:07
1267レ 13:27
西武園到着後は5列車とも、臨時国分寺行きとなりました。

現在は東村山高架化工事に伴い、新宿線と西武園線・国分寺線の渡り線は撤去されていて、新宿線と西武園線を直通する電車は設定されていません。
また、西武園線と国分寺線を直通する電車も設定されていません。

東村山の配線は 配線略図.net のサイトでご覧いただけます。

余話

直通臨時列車が現在運転されてない理由を推測しました。
直通運転できない線路配置ももちろんありますが、そもそも利用客が少ないためかもしれません。

西武園競輪場単体での入場者数や売り上げは分かりませんが、日本の全ての競輪場を合わせた年度別売り上げと入場者数のデータを見てみます。

上の写真を撮った1982年の年度別売上は約1兆2142億円、2021年のそれは約9646億円です(ピークは1991年の約1兆9553億円)。
一方、入場者数は1982年約3119万人、2021年約136万人です(ピークは1974年の約4603万人)。

物価変動を無視して数字だけを見ます。
売り上げは1982年度を100とすると2021年度は約79です。
これに対し、入場者数は82年を100とすると2021年度は約4です。

日本の全ての競輪場を合わせた数字を見る限りでは、売り上げに比べて競輪場入場者の減り方が急激です。

車券は競輪場に行かなくともインターネットや電話でも買えるようで、競輪場に行く方が減っているのかもしれません。私はギャンブルをやらないのでよく分かりませんが。





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