2022年2月10日夕方。
秩父地方のライブカメラを見ると雪。
一路横瀬へ向かいました。
目当ては前日に横瀬車両基地へ回送された2401F+2519Fです。
吾野あたりでも積もっていなかったのですが、正丸トンネルを過ぎると雪景色。
やる気モードで雪降る横瀬駅に降り立ちました。
①西武2000系2401Fのクハ2402号車に雪が積もる。 横瀬車両基地 2022.2.10 |
横瀬駅に戻り、上り電車を待つ間にホームから他の車両を撮りました。
④横瀬駅ホームから見える、カバーの掛けられた6両の保存車両。 横瀬 2022.2.10 |
夜間雪中撮影備忘録
夜間雪中撮影では、3種の写真が撮れると思います。
①~⑦は上の写真を指します。
降雪をフラッシュで写す…①②
降雪を消す…③
降雪を街灯などで写す…④~⑦
①②の写真
薄暗い場所での撮影で、シャッター速度は1秒超です。
露出をシャッター優先にし、デジカメのフラッシュ(GN約12)を焚いています。
フラッシュの数千分の1秒~数万分の1秒*の閃光で雪が止まって写っています。
雪の写り方はシャッターを切るたびに変わるので、何枚も同じ場所で、露出補正をしながら撮りました。
③の写真
シャッタースピードは5秒です。
カメラを三脚に据えて、傘をさしています。
降雪は流れて写らず、まるで雪がやんだ後の静寂のようです。
明るく写っていますが実際は薄暗い場所です。
同じ場所で動画を撮っていますので比較にご覧ください。
④~⑦の写真
駅ホームの照明で照らされた降雪とその先の被写体を重ねて写しています。
横瀬駅ホーム。屋根のない場所も明るいです。 横瀬 2022.2.10 |
④~⑦の写真では、照明を受けた降雪が線状に写りこんでいます。
雪の落下速度は50~100㎝/秒くらい*と思われます。
④は1/30、⑤⑥は1/6秒、⑦は1/10秒、シャッター優先の補正無しで撮っています。
④はともかく⑤、⑥、⑦は失敗作です。
例えば⑦では、手前の降雪の白い線は不自然に長く、また絞りが開放のため不自然に太く、雪が真下にたたきつける様に見えます。
白い線の長さは、シャッタースピードを半分の1/20秒なら半分に、また1/40秒にすれば四分の一の長さになると思われます。
また白い線の太さについては、絞るともう少し細くなるかもしれません。
暗い中でシャッタ―速度を上げるにはカメラのISO感度を上げれば対応できると思われます。(うちのカメラは高感度だとザラザラで無理ですけどね…。)
*注)
降雪の速度を50~100㎝/秒くらいとした根拠は以下の2点です。
1.中谷宇吉郎博士の研究から
中谷宇吉郎博士によると、雪の結晶の種ごとの落下速度の平均値**は以下の通りです。
平均値というのは、落下速度は雪の結晶の大きさによって変わるためです。
針状結晶 50㎝/秒
平面樹枝 31㎝/秒
立体樹枝 57㎝/秒
「粉雪」 50㎝/秒
水滴付結晶 100㎝/秒
あられ 180㎝/秒
2.同日、横瀬の駅近くで撮った雪と4000系の動画から
架線柱の明るい照明に雪が照らされる様子が面白くて、同日たまたま撮っていました。
架線から線路までの4.7mを5秒くらいで落下しているように見えます。
すると、落下速度は90~100㎝/秒くらいと思われます。
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